豆豆低低7市場成長率市場成長率売上・企業規模素材ヨーグルト昆布EBITDA●:事業価値問題児海外おかず通販デザート海外デザート現状ブランド価値の工場運営改革(生産性向上)強靭化コーポレートガバナンスの強化既存事業の更なる成長・次世代事業の育成3本柱フジッコ2030製品群チャネルニュー・フジッコ新事業開発収益性DXの推進(働き方改革)▼事業ポートフォリオの再構築■現在高花形金のなる木高花形金のなる木高●:事業価値問題児素材おかず通販ヨーグルト昆布EBITDA※VUCAとは、Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)の頭文字をとった造語で、先行きが不透明で、将来の予測が困難な状態を意味します。昨年度、「スター商品」の拡販だけでは売上復元の兆しが見えなかったことを反省し、改めて商品をアウトプットすることの重要性を認識しました。そのためにまず、開発プロセスの短縮化を進め開発のスピードを上げてまいります。たとえば、開発プロセスの中で部門間を跨いで承認を得るものは、デジタルでつなぐことにより各部門でやるべきことが一斉に開始できるようなシステム構築を検討しております。また、当社最大の需要期である年末商戦では毎年売場を巡回しておりますが、今年はおせち売場のシェアが低下していることを肌で感じ、おせち売場に限らず日頃の売場でも同じ現象が起こっているのではと危惧するところとなりました。開発力を高めてつぎつぎ発売した新商品を全てのお客様にお届けし価値をご提供できるよう、営業現場にはヒトモノカネのリソースを投下し、当社独自に培ってきたノウハウにデジタルを加えた新・営業力を高めてまいります。負け犬低■将来(5年後)高負け犬低トップメッセージ2023年度経営方針1. 「開発力」と「営業力」の強化2. 原点回帰(昆布事業と豆事業)中期3か年計画で掲げている「ブランド価値の強靭化」では、収益源である昆布事業と豆事業のシェア拡大を目論んでおります。しかしながら、昨年度においてはその収益基盤が揺らぐ状況となってしまい、立て直しが急務であります。当社の主原料である昆布と豆は調達力においても強みを生かせるものであり、既存品群の拡大のみならず、当社独自の研究開発力、技術開発力を掛け合わせて新たな価値を創出することに努めてまいります。3. 基本の徹底品質に係るリスク対策として、事故防止委員会にてその対策の進捗を確認しております。2022年度は、製品回収事故を発生させてしまい、お客様からのお申し出件数は前年度より増加する事態となりました。そのため、安心安全な商品を提供すべく、とりわけ工場においては「5S」と「5ゲン」を徹底してまいります。そして改めて基本的なことではありますが、生産性向上のためにマネジメントサイクル「PDCA」をきちんと回してまいります。また会議の場では資料の統一化を図るなどの基礎から見直してまいります。成長ステップのイメージ4. 我慢の一年(再成長の準備)2020年より進めている“ニュー・フジッコ”の経営改革は、2022年度に完遂を目指しました。しかしながら、目まぐるしく変化するVUCA(※)時代には、“ニュー・フジッコ”の完遂は永遠のテーマにすべきと考えを改め直しております。サステナブルな会社を目指すには絶えずイノベーションが必要であり、「完遂」ではなく、絶えず新たな“ニュー・フジッコ”を追求してまいります。事業ポートフォリオの強化ポイント■豆事業の立直し 「Everyday Beans!」の 活動展開■「成長の芽」としての事業拡大 ・機能性素材事業 ・通信販売事業 ・海外事業
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