FUJICCO REPORT 202527SDGs推進委員会取締役会経営執行会議各事業部門2023年11月改定監督・助言監督・助言連携報告報告取締役常務執行役員フジッコはSDGsへの取り組みを経営課題のひとつとして、2020年より、取締役を委員長とするSDGs推進委員会を発足しました。取り組み課題については推進責任者(執行役員または部門長クラス)を中心に、課題ごとに設定したKPIの達成を目指して活動しております。委員会で審議された内容は、経営執行会議へ報告・審議され、取締役会にも報告することを基本としております。SDGs委員会では8つの重要課題に対し社会価値向上と経済価値向上の両面を実現できる解決策を模索しながら2030年のありたい姿とKGIを設定し、到達までの各年度のKPIを進捗指標として進めています。2024年度は8つの課題テーマに対し5テーマについては年次KPIを達成、もしくはその近似値まで進めることができました。主にはお客様クレームの削減、食育受講者人数の獲得、食品廃棄量の削減、プラスチック使用量低減容器への変更、海水高温化耐性の昆布株研究のはかどり、ワークライフバランスの改善、ダイバーシティ&インクルージョンの推進、が成果として表れています。半面、お客様満足度向上テーマ、CO2排出量削減テーマ、ステークホルダーエンゲージメント向上テーマについては計画と実績に乖離があり課題を翌期に持ち越した形となっています。2025年度についても各課題解決に向けた新たなKPIとその実現に向けたアクションプランを策定して進めてまいります。特に「商品・サービスの品質向上」課題についてはお客様満足度を新たに指数化して改善活動を実施、「CO2排出量削減」課題についてはグリーン電力化や熱源エネルギーのLNG化などを計画的に進めてKPI達成を目指します。また、このCO2排出量の算定については自社の生産販売活動での排出量(Scope1、2)に加えて、原料資材の調達過程と当社から出荷されてお客様が消費するまでの過程(Scope3)の排出量も加えて算出しその削減計画の検討も加えて早期に開示できる体制づくりを目指します。この一連の活動が『フジッコ2030』ビジョンを実現するための重要な取り組みであり、KGI達成が、お客様や株主の皆様、仕入先や地域関係者といった方々からご評価をいただき、私たち自身も満足できるような取り組みになるよう進めていきたいと考えています。私たちは、よりおいしく、より安全な商品を提供することで、全ての人々を元気で幸せにすることをお約束します。安全な商品を提供します。私たちは、食品の安全性を最優先事項とし、食品安全マネジメントシステムに基づき、原材料の選定から製造、流通にいたるまで品質の管理を徹底することにより、安全な商品を提供します。お客様に愛されるおいしい商品づくりに努めます。私たちは、おいしさと品質を常に革新しつづけ、最高の商品をお届けするために努力し、お客様に満足いただける愛される商品を提供します。法令・規則を遵守します。私たちは、関連する法令、規則を遵守し、お客様に信頼していただける商品を提供します。お客様に正しい情報を提供します。私たちは、お客様に安心していただけるよう、正しい情報をタイムリーにわかりやすく発信します。マテリアリティ① 「食の安心・安全の確保」フジッコグループ品質方針荒田 和幸サステナビリティ推進体制SDGs推進委員会委員長メッセージマテリアリティ(重要課題)への取り組みフジッコ流サステナブル経営フジッコのサステナビリティ
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